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モントルー・ジャズ祭(スイス)で開催されているソロ・ピアノのコンペに、このところロシアの若いピアニストの上位入賞が目立っている。最近の2014年はエウゲニイ・レーベジェフが3位だった。その前2013年はアレクセイ・イヴァンニコフが2位だった。2010年にはニコライ・シドレンコが優勝した。というわけで、モスクワのイーゴリ・ブリーリ(ピアノ)の“株”がまた上がったと評判だ。なぜなら、いま挙げた3人はブリーリの愛弟子だからである。 ブリーリは今70歳。1965年のモスクワ・ジャズ祭に出演して一躍脚光を浴びて以来、現在までジャズ・シーンの最前線に立ち続けながら、著名音大のジャズ・ポピュラー音楽科で指導にも熱心だった。教師歴は30年以上に及び、ジャズ界に多くの逸材を送り出してきたことから「ゴッドファーザー」とまで呼ばれている。上記3人を含めた教え子10人が自作曲のソロを録音してCD『The Piano Album』(Brilliant Jazz Club)=下掲=を制作し先生に誕生日のプレゼントとして献呈したことがある。3人の他はイヴァン・ファルマコフスキー、アレクセイ・ベッケル、ウラジーミル・ネステレンコ、アレクセイ・チェルナコフ、マラート・ガバーソフ、フセボロド・チモフェーエフ、ドミートリー・イルグージンである。 広大なロシアの国土の各地にある音楽スクールでジャズ・ピアノ演奏に目覚めた少年少女が目指す先はモスクワのブリーリ先生だった。望む者すべてが入学できるわけではない。選別された者に何が教えられるのだろうか。CDに入っている教え子10人の演奏は一様ではない。パターン的なセオリーではないのだろう。一度あいさつ程度だが面談した時にちゃっかり、指導方針をたずねたら、「ジャズ界で生き抜く方法だよ」と真顔で言ってからすぐ破顔一笑した。 ニコライ・シドレンコのCDアルバムの制作が完了したということで、発売元のアートビート(Art Beat Music)が一部の曲を聴けるようにアップしているのでチェックしてみると、カフカースの香りがする。おっと思ってバイオをのぞくとソチ出身なのでなんとなく納得。曲によって、アルメニア出身のティグランや、アゼルバイジャンのヴァギフ・ムスタファ・ザデを好むリスナーにアピールするものが含まれている。シドレンコのモントルー・コンペのファイナルでは、マーク・コプランドの曲、自作曲とともに師匠ブリーリの「果てのない道」を演奏したということで、ブリーリの名は深くコンペ史に刻まれている様子である。 さて、今後、モントルー・ピアノ・ソロ・コンペの入賞者、優勝者にどんなお弟子が食い込むか。
by jazzbratblog
| 2015-04-04 11:22
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