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イーゴリ・ブートマン(Igor Butman サックス)が9月に来日公演をしたそうじゃないですか。それも金沢(石川県)のフェスティヴァルだけというから妬けるじゃないの。ご覧になった方はぜひどこかで報告してもらいたいものです。 今やブートマンは名実ともにロシアを代表するジャズ・ミュージシャンということは東欧〜ロシアジャズの愛好者の間では常識で、ジャズ・クラブ経営も順風満帆らしいし、自分のレーベルも始めてどんどん自他のアルバムを出している。自分だけのCDじゃないところは偉いですね。プーチン大統領と懇意らしいとうわさされている。プーチンの一期目のとき米国のクリントン元大統領がクレムリンを訪問した際にブートマンのカルテットが呼ばれて演奏し、ジャズサックスを嗜まれるクリントン大統領が感激したというからね。 こんな立場に立ったからには、昔のように暴れて欲しいよね。10代のブートマンときたらセルゲイ・クリョーヒンと組んでサンクトペテルブルクでそうとう暴れたことは隠せませんよ。フリーキーに吹きまくっていたのがいくつもLPに刻まれ、CDになって残ってますからね。19の春の『Document – New music from Russia/V.A.』(Leo)はバレバレですからね。アクワリウムの『Taboo/Akwarium』(AM)のブリブリ・サックスもそうでしょう。クリョーヒンと一緒にBG(ボリス・グレベンシチコフ)とアクアリウムをひやかしていた時期だよね。あの頃のポートレートがクリョーヒンの『Subway Culture』(LEO)に載ってる=上写真=。若いね。リムスキー・コルサコフ音楽に進んだのに落ちこぼれてジャズ、それもフリージャズに手を染めたあの時期、1980年代初期のブートマンはまさに恐いもの知らずだったよね。しかも、オーソドックスな路線を行く著名グループに籍を置きながらのことだったから、なかなかやるもんだ。偉かった。一番好きな録音は何かときかれたら85年の『Insect Culture/Sergey Kuryokhin』(Solyd)になりますけどね。あなたがたアバンギャルドなことをしたがるロシアのミュージシャンたちはものすごくロマンチストで、リリカルな表現もできることに驚いた。急いで注記、ロマンチックでリリカルに感じられることを、それ系の普通一般の演奏表現でない方法でできるんだなぁという意味なんだよね。 いまさらいわゆるフリージャズやって暴れて欲しいなんて思ってませんよ。才能あるミュージシャンに注文つけるなんて野暮なことはしたくないけど、たとえば、最近では『Magic Land』(Sony)=下写真=みたいな、ソ連時代のマンガ・アニメの曲集なんて嬉しかった。そうとう弾んでるし、リリカルだし、満面の笑みといった演奏だ。根っ子にあるものが暴れ出たんだろうかね? これぞ大人の暴れ方だよね。今後もひとつその調子で頼んます。
by jazzbratblog
| 2012-09-30 11:49
| ブートマン
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